おとなたちの絵本部屋 vol.103 2013年10月 レポ
記・隊員1号(イーダ)
テーマ vol.103 いしいつとむさんの絵本
日程<国立会場> 10/24木 10/25金 10/28月 10/29火
<立川会場> 10/27日
参加人数26名(八王子市・小平市各6人、立川市・国立市各3人、東大和市・国分寺市・府中市・東村山市・三鷹市・武蔵野市・所沢市・越谷市各1人)+隊員2名 うち、初参加なし、男性2名。同伴子ども2名、当日キャンセル1名
●石井 勉(1962~)
1962年、千葉県に生まれる。漆工芸、染色工芸を学ぶとともに、多くの絵本、挿絵を手掛け、絵を描き続けている。
■絵本部屋
前半が石井さんがお話も絵も手掛けたもの、後半は別の作家さんのお話に絵をつけたもの、そして、それぞれなんとなくですが、季節順に紹介していきました。最後の2冊が知識絵本ですが、今回は含めませんでしたが、学習系は他にも何点か出ています。
リストは現在入手可能なもののみです。
私が注目し始めたのは、ここにはない『ともだちのたまご』という絵本からですが、これらの絵本の前にも、いろんな絵本を手掛けられていて、こんなに長く絵本を描き続けている作家さんだったんだ~ということにまず驚きました。
でも、絵本からはあまり詳しい略歴はわかりませんでした。
左から
季節順にしたのは、石井さんの絵本はものすごく季節感たっぷりに描かれたものが多いなというのが印象だったから。
季節によって、その季節の花が咲いていたり、木々の色が違ったり、影の長さが違ったり、太陽の位置が想像できたり、絵をじっくり見ていくと、気温や時間、方角までもが読み取れそうでした。
加えて愛らしい子どもたちや動物たち。
絵本部屋では最新刊の『はなねこちゃん』をみなさんとじっくり読み、「あかりちゃんシリーズ」の4冊を並べて、表紙・表見返し・裏見返し、お話の始まりなどを比較してみました。
子どもの心の小さなゆらぎを描いたものが多く、またそういうお話にはぴったりの絵で、とりたてて大事件が起こるわけでもなく、じんわりと心や体にしみわたるような絵本が多いのではないかと思います。
また、現在入手不可の絶版・品切れ絵本には、現在と画風が異なるものが多く、そんな比較も楽しみました。
■おもちゃであそびタイ!ム
くにたちカルタ
ご当地カルタって世の中いろいろあるみたいですね。会場が国立ってことで、「くにたちカルタ」で遊んでみました。あ、立川会場でも遊んじゃいましたが。
参加者に国立にお住まいの方がいらっしゃると、札の場所をいろいろ解説してくれて、なんだかお得な気分になりました。
絵札は子どもから大人まで、国立ゆかりの素人やプロが入り乱れて描いていて、いろんな絵があるのがおもしろかったです。
■イーダのつぶつぶ焼き
『さくらいろのランドセル』を紹介した後で、みなさんにランドセル話をしてもらいました。自分自身や、子どものランドセル選びについて。
そこには時代性や固定観念の影響で、いろんなドラマや人間模様、子どもを思いがこめられていて、はぁ~、奥が深い話が多かったなぁ。
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