おとなたちの絵本部屋 in オリオン・ノルテ 2012年2月 レポ
記・隊員1号(イーダ)
テーマ №92 ポリー・ダンバーさんの絵本
日程-2/22水 2/23木 2/28火 参加人数-7名
●Polly Dunbar( ?~ )
2004年、初めての自作絵本を出版するやいなや、イギリスでもっとも有望なイラストレーターとして脚光を浴びる。以後、発表する作品は、ケイト・グリーナウェイ賞にノミネートされるなど、高い評価を得ている。イギリス、ブライトン在住。
■絵本部屋
ポリー・ダンバーさんの絵本は、今のところ全部フレーベル館&もとしたいづみさん訳です。前半は絵もお話も彼女が手がけたもの、後半はほかの作家さんのお話に絵をつけたもの、という順番で読んだり紹介したりしました。
どちらかというとですが、参加者のみなさんには前半のほうが好評だった気がします。ま、前半のほうが力を入れて紹介したということもあるのですが。
ひとつの出版社からしか出ていない、最近の絵本だったので、まだ評価が定まっていないところがあるので、みなさんの反応やいかに?とドキドキしながらの絵本部屋でしたが、とってもとっても気に入ってくださった方が多かったようです。
特に紹介が難しいと思っていた「ティリーとおもとだちブック」シリーズ。少ない文章ながらも絵から多くを感じとってくださって、その空気をまるまる受け入れてくれた感がありました。私が何を語らなくても絵が物語ってくれているとあらためて思いました。
<残念、品切れ>
左は、日本で初めて出版された絵本だったし、テーマも色遣いも見事だったので、ぜひ紹介したかったのですが、品切れで残念。もし目にする機会があったら、ぜひカバーも外してみてください。
右は、ポリー・ダンバーのお母さんのジョイスダンバーがお話を書いたもの。お母さんはたくさんの絵本のお話を書いている有名な作家さんのようです。日本でもこれのほか、2冊の絵本が出版されています。
■おもちゃであそびタイ!ム
一般的ないろはかるたと違って、読み札の句のなかから季語を聞き取り、それをイメージしたイラストの絵札をとるという、高度な?かるたとり。だけど、お母さんと一緒に来た小学1年生の女の子も上手にとることができました。
絵本作家としておなじみの高橋和枝さんのイラストが俳句にぴったりで、絵札を眺めているだけでもすばらしー。
絵札同士にも関連があるものがあったり、札の裏側がパズルになったりで、いろんな遊び方ができるスグレモノです。
■イーダのつぶつぶ焼き
イギリスの絵本作家、ポリー・ダンバーさんは、残念ながら生年不明。でも、絵のタッチからは年配じゃないと思うのですが(のちに彼女のHPで彼女の画像を発見。でも・・・わからない・・・、いや、やっぱり若いな。笑)。
彼女の絵は、ぶっくり、ふっくら、そして、くるりんとしているものが多く、ちょうどとことこペンギン隊のイベントで「ぐるぐる」をテーマに絵本を集めているところだったので、彼女の絵本を全部リストアップしたい衝動にかられました。
だっていろんなところが巻いているんだもの!
絵本部屋全体としては参加者が少なく残念だったのですが、参加してくださった方はほんわか帰られたようで、取り上げてみてよかった~としみじみ思いました。
これからも注目の作家さんです。
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