記・隊員1号(イーダ)
№87 絵本の”あな”には何がある
5月-26木、30月 参加者-16名
■絵本部屋
テーマは、長年温めていた「穴」絵本。店時代にこのテーマで絵本をおもちゃをピックアップして、コーナーを作ろうともくろんだものの、あまりに地味で、見た目なんだかわかりにくいコーナーになってしまい、速攻、片付けてしまいました。こういうのは、講座で取り上げようと思った次第です。
ただ、温めすぎて、一番みなさんと読みたかった絵本が品切になってしまい、取り上げることができなかったのが悔やまれる・・・・・・。
それでもまあ、いろんな「穴」絵本を集めることができました。
「穴」という言葉を辞書でひくと、いろんな意味があります。くぼんだところ、突き抜けたところ、欠けて不完全なところ、過失、欠点、世の中の裏面、一般に知られていないところ、などなど。
絵本でも、掘る、あける、入る、落とす・落ちる、助ける、隠れる、隠す、潜める、覗く、見上げる・見下ろす、埋める・埋まる、ふさぐ、出る、引き上げる、棲む、恥じる・・・などなど、穴ひとつに関わる登場人物だちの行動は様々でした。
なお、今回はいわゆる「あなあきしかけ絵本」、ページに穴が開いている絵本は除きました。
みんなで読んだのは『どうするどうする あなのなか』。声に出すと、やまねこのおくさんのキャラクターが一層際立って、楽しくなりました。
穴は上から見ても、中に入っても、のぞいてみても、見えない部分があるからイメージが膨らみます。どこかに通じる入口であることも、無限の広がりを感じます。
■おもちゃであそびタイ!ム
バランス・オブ・パワー 「穴」のテーマにちなんで。木のキューブにあいた穴に、マグネットボールをひとつずつ乗せていきます。9個のキューブの穴に、すべて乗せられるかな?
1人でも、みんなとでも遊べます。思いのほか、磁石の不思議・ナゾの話題で盛り上がりました。
■イーダのつぶつぶ焼き
久しぶりの絵本部屋。昨年末で最終回かも・・・・・・なーんて言っていたので、控えめに控えめに、月2回で再開。
絵本を読みながら、みなさんに子どものころの、あるいは、自分の子どもの「穴」エピソードを思い出していただいて、最後に発表してもらいました。
いやあ、出るわ、出るわ、いろんな穴。
一番多かったのは、鼻の穴にモノを入れてしまったエピ。それから、のぞき穴、防空壕、側溝、おへそ、宝さがし、レンコン料理などなど。
穴に対する感覚は、オトナと子どもでは全然違うんだなということがよくわかりました。
さて、とことこペンギン隊員の1号こと、ワタクシイーダも、3号こと三蔵氏も、それぞれ子ども時代の穴エピを講座で語りましたが、終了後、ランチをしていて、お互い最近あけた大きな穴のことをうっかり忘れていたことを思い出しました。
私は、今年はじめに受けた手術で、おなかに3つ穴をあけたこと。三蔵氏は、3月に肺に穴があいた(気胸)こと。
こんな大事な穴のことをうっかり忘れるなんで、それこそ「穴」です。
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