「はじめましての絵本たち 」2010年8月号 (8月9日)
記・隊員3号 三蔵
2日目は、参加者3名(1号2号を含む)プラスお子さま3名。
八王子から1組、小金井から1組、中野から1組。
隊員以外のお客さまがいらっしゃって、よかったよかった。
今回ただひとりのお客さまのつきそいのKちゃんは年長さん。
そして、赤ちゃんの頃からペンギンハウスのご常連。
久々にお会いして、その成長に改めてびっくり。
「こんなにおしゃべりできるのね〜」なんて、しみじみ感激しました。
さて、そんな今回ご紹介した新刊絵本の一部をちらり。
tupera tuperaさんの新刊。かくれているくだものをあてるしかけ絵本。くだものたちの表情がそれぞれでおもしろいです。『やさいさん』もでています。
福音館書店「ちいさなかがくのとも」のハードカバー化。一隻のフェリーが港について、荷物や人を降ろし、新しい荷物や人を積んで、次の港に向かう様子を描いた定点観測絵本。いろんなものがたりが詰まっていて、見応えあります。
「むかし懐かし」な表紙は山本孝さんの新刊。学校帰りに怪獣ごっこをはじめる男の子たちのおはなし。町並みの昭和ぶりにうるうるしてしまいそう。
おくはらゆめさんの新刊はおばけの「バケミちゃん」。ゴミ置き場から素敵なゴミを探し出すバケミちゃんのおはなしです。
ふだんは離れて暮らす親戚だけど、なんだか会いたくなりました。おじいちゃんとおじいちゃんのお兄さんがそっくりでびっくりした、なんてことを思い出します。
じゃがいもの家族がそれぞれ違うところへ買われていきます。なのに、意外なところで再会!!!「このあと食べられちゃうんだよね〜」、というのは言わないお約束よ。
なんだか引きつけられてしまいます。アフリカの「赤い道」、行って見てみたいなあ。
犬のチャッピィが居心地のいい家を見つけるまでのおはなし。好きだな〜。
「むし」といえば、の近藤薫美子さん。愛嬌のある虫たちが、かくれんぼしているのをさがします。みんな上手に隠れますね〜。
「乗り物ひみつルポ」シリーズの2作目。消防車って、どうやってつくるの?ハイパーレスキューの仕事って?などなどあらゆることが判ります。読み応えあります!
わ〜い、軽部君の新刊だ!これまでとちょっと違う画風でびっくりしたけど、今回も迫力抜群です。
八ヶ岳の麓で子どもたちが楽しめる場所を運営している小西貴士さんが切り取った、こどもたちの日々。キラキラしたものがあふれ出ていて、写真の力を感じます。
写真に見えるけど、写真じゃないのです。『しごとば』の鈴木のりたけさんが描いた、川の上流から下流、そして海までをたっぷり堪能してください。
アーノルド・ローベルがまだ「がまくんとかえるくん」を出版する前に、個人的にお友達へ送った絵本。娘さんが着色して、今回出版されました。とてもキュートです。
愛し合う二人の間に生まれた赤ちゃんが「サル」!?という衝撃のおはなし。感慨深い結末が用意されています。
動物園に勤めるエイモスさんが、ある日風邪をひいて、お休みしてしまいます。寂しくなった動物たちが、はるばるエイモスさんのところへお見舞いへ向かうのです。とっても素敵な絵本です。
なんでも計っちゃうマグナスさん。あるときめがねが壊れてしまって、何も計れない一日を過ごします。読み終わったあとがとても爽やかなおはなしです。
今月の紹介数はいつもより少なめでしたが、わたしが好きな絵本はいつもよりも多かったかも。
来月はどんなラインアップになるのか楽しみです。
そうそう、『おおきな木』(シルヴァスタイン)が村上春樹さんの新訳でそろそろでるはず。
以前の訳と比べてみるのも面白いかもですよ。
そんな次回は、9月10日(金)と13日(月)、いずれも10:30から。
みなさまのご参加お待ちしていま〜す。
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